事例詳細

調査・質問内容

桑原紡績所(現・東洋紡糸株式会社)について知りたい

図書館からの回答

公開日 2023/11/24

『新修茨木市史 第3巻 通史3』(茨木市史編さん委員会/編 茨木市 2016)
P134-140 桑原紡績所の設立と「三島紡績」へ社名変更するまでの事業について記述がある。

『日本の産業遺産 1 新装版』(山崎俊雄/編 玉川大学出版部 2000)
P402-403「5 旧桑原紡績所」の項に久桑原紡績所の立地や、その特長について記述がある。

『近畿の産業遺産』(近畿産業考古学会/編 2012)
P1-8論文「桑原紡績所の変遷とその遺構」(瀬川健)に桑原紡績所の変遷とその遺構について、写真や図を用いて記載されている。

『現代日本産業発達史 11 繊維 上』(楫西光速/編  現代日本産業発達史研究会 1964)
P74-77「(3)第三段階の輸入紡機代金の立替払いをうけたものは、桑原紡績所(一基)摂津国三島郡石河村)」とあり、明治一一年着工、技術伝習工場として著名であったこと、水利の一点のみで建設されたこと、明治一八年ごろに譲渡されたこと等が書かれている。「表2-11紡機払下紡」には明治16年、17年、19年の錘数と月間営業日数の表がある。

『新修茨木市史 第8巻 史料編 地理』(茨木市史編さん委員会/編 茨木市 2004)
P282「53 桑原」の項に「明治12(1879)年に水力による洋式の桑原紡績所が設立された。」と記載されている。

『茨木の歴史 第29版』(「茨木の歴史」編集委員会/編 茨木市教育委員会 2004)
P121桑原紡績所について「水力を動力源とする小規模なものであった。ただ当時としては新式のすぐれた技術をもっていたから、技術習得のために見学する人が多く、この地方の洋式機械工場の花形であった。」と記述がある。

『大阪百年史』(大阪府 1988)
P437大阪に創始された紡績工場のひとつとして「桑原紡績所は茨木の北方に設立され、水力で運転した。」と一行のみ記述がある。

『本邦綿糸紡績史 第2巻 (明治百年史叢書)』(絹川/太一/著 原書房 1990)
[大阪府立図書館所蔵]
P213-248創立から解散までの経緯が詳しく書かれている。後半には石河正龍氏による水車に関する技術的解説が掲載されている。

『東洋紡糸30年史』(東洋紡糸/編 東洋紡糸工業 1977)
[大阪府立図書館所蔵]
P12-13創立について、及び「桑原紡績」名を挟む5回の呼称変更について概略が書かれている。

インターネット情報
東洋紡糸とカシミヤ糸-東洋紡糸工業株式会社公式ホームページ
http://www.toyoboshi.co.jp/toyoboshi/and.html
東洋紡糸工業株式会社のホームページ。桑原紡績所の設立から現在までの簡単な年史が載っている。創立については「1879 明治12 日本の繊維産業発祥の工場、桑原紡績所創立。水車を利用した紡績工場として明治11年に着工」と記述がある。(2023年8月確認)

参考文献

タイトル 注記
新修茨木市史 第3巻 通史 3 P134-140
日本の産業遺産 1 新装版 P402-403
近畿の産業遺産 P1-8
現代日本産業発達史 11 P74-77
新修茨木市史 第8巻 史料編 地理 P282
茨木の歴史 第29版 P121
大阪百年史 P437

参考URL

タイトル 注記
東洋紡糸とカシミヤ糸-東洋紡糸工業株式会社公式ホームページ (2023年8月確認)

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